糸島市で起きた相続トラブルの解決事例を３つご紹介します。
※実際の関係者や物件が特定できないように、複数の事実を改変・翻案してまとめた内容になります。

1.糸島市にお住まいのO様が、「糸島市で、２人兄弟で一つの土地を相続し、分筆してから売却した例」

お客様の相談内容

●売却物件 概要

所在地	糸島市大門	種別	―
面積	300㎡	築年数	―
成約価格	700万円	その他	―

●相談にいらしたお客様のプロフィール

長年糸島市にお住まいの50代の男性のお客様です。
相続した土地を売却したいと相談にいらっしゃいました。

相続トラブルに至るまでの流れ

親の持っていた農地を弟と2人で相続しましたが、土地を持っていても活用できないので売却したいと思いました。

相続トラブルの内容

弟が相続した土地の売却に反対していることが悩みでした。
土地を売ってお金を分ければいいと言っても聞かずで、どう説得するか、土地を分けても売れるのかわからず困っていました。

相談する不動産屋さんの探し方・選び方

考えていた不動産屋さんに求める条件は２つです。
１つ目は、持っている土地にあまり需要がある気がしなかったので、できるだけ売るノウハウがあるところに任せたいと思っていました。
２つ目は、今回は相続も絡んだ案件なので、相続に詳しい担当の方がいる方が良いとも考えていました。
そこで、糸島市を中心にいろんな不動産屋さんをインターネットで探して比べて、相続のページがあって頼りになりそうだったのでここに決めました。

トラブル解決までの流れ

弟が売ることに反対で、なかなか説得ができませんでした。

私はとりあえず少しでも現金がほしかったこともあり、私の相続分だけでも売りたいと不動産屋さんに相談をしたところ、土地を分けることを「分筆」というらしいのですが不動産屋さんには「分筆」して売ったらどうかと提案されました。
更に分筆すれば農地から宅地に変更できるので売れやすくなるということだったので、その方法を用いて売る事に決める事が出来ました。

分筆登記に手間が結構かかりましたが、分筆の手続きに必要な境界確定測量を手配してもらう等、諸々サポートいただいて助かりました。
そして、弟の同意を得る事が難しくても、土地を売る手段を取る事ができてよかったと思っています。

2.糸島市にお住まいのF様が、「糸島市で、相続予定の一戸建てを売却しリースバックで住み続けることにした例」

お客様の相談内容

●売却物件 概要

所在地	糸島市曽根	種別	3DK
建物面積	80㎡	築年数	30年
成約価格	1,100万円	その他	駐車スペースあり

●相談にいらしたお客様のプロフィール

糸島市にお住まいの70代の女性のお客様です。
将来的にお住まいのご自宅を息子さんと娘さんの2人に相続するつもりでしたが、兄妹の仲があまりうまくいってない事もあり、相続時に揉める事のない様に今から売却して現金化して綺麗に分割相続できるようにと考え、相談にいらっしゃいました。

相続トラブルに至るまでの流れ

今住んでいる一戸建てを、将来的に長男と長女に相続するつもりでした。
ですが2人の仲があまりよくなく、無事に分けあえるのか不安になってきてしまいました。
そこで、私が存命のうちからうまく対処する方法を取っておきたいと考える様になりました。

相続トラブルの内容

今の家には住み続けたいけど子供に不動産を残さないと言う形を取れないかなと思うのですが、今現在住んでいる家なので手放すわけにもいかず、良い方法がないかと考えていました。

相談する不動産屋さんの探し方・選び方

将来的な相続予定でも気軽に相談できるような不動産屋さんを探すことにしました。
最近家を売った知人の紹介もあり、ホームページを調べてみたところ話が聞きやすそうだなと問い合わせてみて、返信の感じがよかったので決めました。

トラブル解決までの流れ

売却した後も住み続けることができる「リースバック」と言う制度があると知人に教えてもらい、売却を考え始めました。
ちょっと耳にしただけなので、本当に家を売ってそのまま何も変わらず住み続けることができるのかが、はっきりとわかりませんでしたが、実際に相談する中でこのまま家を維持して不動産として相続した時の手続きを諸々お聞きしまして、手続き自体が大変そうですし、兄妹での話し合いも必要そうだったので、余計な揉め事を起こさないためにもやはりあまり不動産は残さない方がいいかなと実感できました。

そこで「リースバック」について聞いてみたところ、家を売却した後に家賃を払いそこに住み続けることができる制度だとわかりました。
私も今後いつどうなるか分からないですし、不動産を現金に変える最後のチャンスだと思い売却を決めました。

家を手放してしまったので家賃を払わなくてはいけなくなりましたが、周囲の人から見れば何一つ変わらない生活を続けることができているので不思議な感じがしますね。

3.糸島市にお住まいのL様が、「糸島市で、兄弟で一戸建てと土地を相続し、どちらも売却し換価分割した例」

お客様の相談内容

●売却物件 概要

一戸建て

所在地	糸島市川原	種別	2LDK
建物面積	65㎡	築年数	20年
成約価格	1,400万円	その他	駐車スペースあり

土地

所在地	糸島市八島	種別	―
面積	190㎡	築年数	―
成約価格	250万円	その他	―

●相談にいらしたお客様のプロフィール

糸島市に40年以上お住まいの40代の男性のお客様です。
お父様から相続した一戸建てと土地を売却したいと相談にいらっしゃいました。

相続トラブルに至るまでの流れ

妹と2人で不動産を相続しました。
相続財産は一戸建てと土地で、財産の半分以上は一戸建てです。
また妹は親と同居していた経緯もあって一戸建てに住み続ける事を望んでいましたが、妹に一戸建てを渡す形では公平に分けるのは難しそうでした。

相続トラブルの内容

売却して現金化し、しっかり私の相続分を確保したいと考えました。
しかし親と暮らしていた一戸建てに住み続けたいと主張している妹を、ちゃんと説得できるかが悩みでした。

相談する不動屋さんの探し方・選び方

相続物件の扱いが豊富で、一戸建てと土地どちらにも強い不動産屋さんを探しました。
ネットでホームページを見て、知識が豊富そうで地元に精通しているようでしたので、安心しておまかせできると思い決めました。

トラブル解決までの流れ

私と妹で公平に相続するために、不動産を現金化して換価分割でしっかり2分の１ずつ分けたいと思っていました。
しかし妹は同居、私は別の所に住んでいたので、妹が一戸建ての相続に関して強く主張できる何かがあるのではないかとの疑問がある状態で相続について検討を始めました。

不動産屋さんに相談したら、「自分の考え通り換価分割の方が合っているケースである」「相続発生時に同居・非同居であったかは基本的にさほど重要ではない」ということを教えてもらいました。
また妹が代償金を私に払えば一戸建てを相続することは可能とのことで、それをまずは提案する事に決めました。

最終的に紹介していただいた弁護士を交えて話し合いを進めた結果、妹には現金がなかったので、売却で得た金額で新たに住む家を確保し、そこに引っ越して貰うことでまとまりました。
ここで、妹が納得できる住まいを不動産屋さんが探してくれた事も大きなアシストになりました。

一戸建てと土地を同時に売りに出し、先に一戸建てが売れたのですが3ヶ月後に土地も売却でき、不満を残すことなくお金をきちんと分け合い売却を終えられて良かったです。